売り場で商品を探しながら、だいたいこんなことを聞きます。
何年使っているかで、案内する内容が変わるからです。
同じ蛍光灯に替えるだけで、本当にいい?
蛍光灯が切れたなら、同じものに交換すれば、また照明は点きます。
それで間違いというわけではありません。
ただ、照明器具を長く使っているなら、今回は電球だけ交換して終わりでいいのか、一度考えてほしいです。
パナソニックは、蛍光灯照明器具の生産を2019年3月末で終了しています。
その頃には、すでにLED照明がかなり普及していました。
つまり、今使っている蛍光灯器具は少なくとも7年以上。実際には10年以上使っていることも珍しくありません。
だから、
「何年くらい使ってます?」
と聞きます。
長く使っているなら、器具ごとの交換を先に案内します
照明器具を長く使っているなら、器具ごとのLED交換を先に案内します。
理由は、蛍光灯が切れたからというだけではありません。
器具そのものも古くなっている可能性があり、今後は同じ蛍光灯が手に入りにくくなっていくからです。
パナソニックは蛍光灯の生産を2027年9月末までに終了する予定です。すぐ店頭から消えるわけではありませんが、選べる型は少しずつ減っていきます。
さらに、器具ごとLEDへ替えると、電気代も下がります。
蛍光灯だけ交換した場合と、器具ごとLEDにした場合
日本照明工業会が示す8畳用の比較例で、1日8時間使った場合を見てみます。
LED照明を1万円で購入したとすると、単純計算では約3年分の電気代差に相当します。
電気料金は31円/kWh、1日8時間、365日で計算しています(消費電力は日本照明工業会の8畳用の例)。
もちろん、点灯時間や使っている器具によって、消費電力も電気代も変わります。
それでも、今回は同じ蛍光灯でいい人もいます
器具ごとの交換を先に案内しますが、どんな人にも今すぐ交換をすすめるわけではありません。
- 「今回はなるべく安く済ませたい」
- 「近いうちに引っ越す予定がある」
- 「賃貸なので照明器具を勝手に替えられない」
- 「照明器具を買ってから、まだそれほど年数が経っていない」
このような場合は、今回は同じ蛍光灯への交換で十分なこともあります。
切れた蛍光灯をそのまま店へ持ってきてもらえると、同じ型を探しやすいです。
ただし、次に切れたときも同じ蛍光灯が手に入るとは限りません。
今回は蛍光灯だけ交換する場合でも、次は器具ごとの交換になるかもしれないことは覚えておいてください。
今の器具を残して、LEDに替える方法もあります
照明器具はそのままで、蛍光灯だけLEDに替える方法もあります。
工事不要で交換できる商品もありますが、どの器具でも使えるわけではありません。
今使っている蛍光灯の型番だけでは判断できないので、器具の銘板に書かれた適合ランプを確認してください。
また、器具の中にある安定器はそのまま残るため、照明器具が古い場合は、器具ごとの交換と同じには考えられません。
「工事不要だから一番簡単」とは限らないので、購入前に器具との相性を確認してください。
選択肢は3つあります
蛍光灯が切れたときの選択肢は、大きく3つです。
- 今回の出費をなるべく抑えたい人。
- 近いうちに引っ越す予定がある人。
- 器具を使い始めてから、まだそれほど年数が経っていない人。
照明器具はそのままで、電気代を抑えたい人の選択肢です。
- ただし、対応する器具かどうかの確認が必要です。
- 器具が古い場合は、LEDへ替えても器具の古さはそのまま残ります。
器具の古さをまとめて解消でき、電気代も下がります。照明器具の適正な交換時期は、目安として8〜10年です。

ただし、自分で交換できるかは、照明のカバーを外して接続部分を見ないと分からないことがあります。
カバーを外すときは、壁のスイッチを切って、器具が冷めてから、安定した足場で作業してください。
- 引掛シーリングやローゼットが付いていれば、自分で交換できる可能性があります。
- 天井から出た電線が器具へ直接つながっている場合は、電気工事士へ依頼してください。
分からなければ、カバーを外した状態の写真を撮って店で見せてもらえると確認しやすいです。
何畳用の何ルーメンを選べばいいかは、FCL30形・32形の丸型蛍光灯、LEDに替えるなら何畳用・何ルーメンがいい?で解説しています。
店頭ではこう接客します
照明器具を長く使っているなら、器具ごとのLED交換を先に案内します。
ただし、今日どうしても出費を抑えたい人に、無理に器具交換を押しつけることはしません。
- 今回は同じ蛍光灯に交換する。
- 今の器具を残してLEDにする。
- 器具ごとLEDへ替える。
それぞれに向いている人がいます。
大事なのは、同じ蛍光灯を買えば終わりと思わず、器具の年数や次に切れたときのことまで知ったうえで選ぶことです。
切れた蛍光灯と、カバーを外した照明器具の写真があれば、店頭でも確認しやすくなります。


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