LEDシーリングライトは少し離れて見てください|店員が売り場で見る「光の広がり方」

LEDシーリングライトが9台並ぶ売場の壁面展示を、少し離れた位置から店員と客が見ているイラスト 照明
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レジで「照明を見たいんですけど」と呼ばれて、売場まで一緒に向かうことがあります。

売場へ向かいながら話していると、少し先に展示してある照明が見えてきます。まだ売場までは結構距離があります。

そこでこう聞きます。

店員(筆者)
「ここから見て、カバー全体が明るく光ってるのどれですー?」

お客さん自身に選んでもらいます。

なぜ、離れたところから見てもらうのか

近くで一つずつ見ても、正直どれも明るいです。

でも離れて全体を見ると、光り方の違いが出ます。

  • 真ん中だけ強く光って、外側が暗く落ちて見えるもの
  • カバーの端のほうまで、わりと均一に光って見えるもの

これは、近づいて明るさを比べているだけだと分かりにくいところです。

自分がこの見せ方をするのは、カタログの数字ではなく、お客さん自身の目で違いを見つけてもらうためです。

売場に着いたら、メーカーの答え合わせ

選んでもらったら、そのまま売場へ歩きながら聞きます。

店員(筆者)
「メーカーどこやと思いますー?」

雑談しながら近づいて、答え合わせをします。

自分がこの聞き方をしてきた中では、東芝を指されることが多いです。

これはメーカーの統計ではなく、あくまで自分が売場でやってきた範囲の話です。全部のメーカーを並べて比べた結果でもありません。

カバーを外して、中を見てもらう

答え合わせが終わったら、展示機のカバーを外して中を見てもらいます。

中にはLEDがたくさん並んでいて、その一つひとつの前に小さなレンズが付いています。よく見ると、白っぽいLEDと暖色のLEDが混ざって配置されています。

ここで話すのは、だいたいこんな内容です。

店員(筆者)
「LEDって光に方向性があるんで、そのままだと真下が明るくなりやすいんですよー」

だから、LEDをどう並べるか、レンズでどう広げるかが器具側の工夫になります。

さっき離れたところで見えた光り方の違いは、この中身の違いが出ているところです。

東芝 NLEH08003E-LCのカバーを外した内部のLEDとレンズ
NLEH08003E-LCのカバーを外した内部。並んだLEDの一つひとつにレンズが付いています。

売場で気になったら、店員に「中を見せてください」と言ってもらえれば見せてもらえると思います。自宅の器具を自分で開ける必要はありません。

昔の丸形蛍光灯と、LEDシーリングの光り方の違い

昔の丸形蛍光灯は、大きな管そのものが広い範囲で光っていました。光る面がもともと大きかったわけです。

LEDシーリングライトは、小さなLEDをたくさん並べて、カバー越しに照らします。

だから「どれだけ均一な面として光って見えるか」は、LEDの数や配置、レンズの作り方で変わってきます。

自分の感覚としては、初期のLED照明には、今よりLEDの点や明るさのムラを感じやすいものもありました。

今の製品が全部同じというわけでもないので、そこは実際に見てもらうのが早いです。

家に帰ったら、今の照明を少し離れて見てください

これが今日いちばん持って帰ってほしいところです。

店員(筆者)
「家の照明見たら『あーこれか』ってなるはずっす。」

部屋の入口くらいまで下がって、天井を見てください。

  • 中央だけ強く見えるか
  • カバーの端まで明るく見えるか
  • LEDの点が見えるか
  • 全体が面のように光って見えるか

たぶん、今まで気にしていなかったところが見えてきます。

そのうえで「今のままで不満ないな」と思ったら、それが答えです。買い替えなくていいです。

光の広がりと調色の幅を重視するなら、自分はまず東芝を見せます

光り方が気になった人には、自分はまず東芝を候補として見せることが多いです。

理由は、上で書いた光の広がり方と、調色の幅の2つです。

もうひとつ、「普通ので十分」ではなく「せっかくならちょっと良い照明にしたい」という希望が出たときも、自分は東芝寄りで案内することが多いです。

こちらの理由は少し違って、価格を上げる意味を、売場でその場で説明しやすいからです。光の広がり方も調色の幅も、離れて見たり実際に色を変えたりすれば、その場で確かめられます。「高いほうが良いらしいです」で終わらせずに済みます。

ただ、ここは注意してほしいところがあります。

光の広がり方は「このメーカーだから」で決まるものではありません。同じメーカーの中でも、価格帯やシリーズによって作りが違います。

なので以下は「東芝ならどれでもいい」という話ではなく、どこまでこだわるかで見る場所が変わるという整理です。

東芝の3段階|どこまでこだわるかで選ぶ

店頭で実際に確認できたモデルを、こだわりたい度合いで3つに分けます。

1. 普通に使えれば十分(03E系)

  • NLEH08003E-LC
  • NLEH12003E-LC

調光・調色ができて、普通に明るく使えれば十分。そこまで追加機能にこだわらない。

そういう人は、ここで十分です。

標準モデルだから光り方が雑、という話ではありません。 03E系にも光学レンズ設計が入っていて、カバー全体をきれいに見せる工夫はされています。

自分が店頭で見た範囲では、8畳モデルで約1.2万円前後が主力の価格帯でした。価格は変わるので、その時の店頭で確認してください。

ここで足りる人に、上位機種を勧める理由はありません。

03E系の商品ページ

8畳用NLEH08003E-LC
12畳用NLEH12003E-LC

2. ちょっと良い照明が欲しい(47E / 48E系)

  • NLEH08047E-LC / NLEH10047E-LC / NLEH12047E-LC / NLEH14047E-LC
  • NLEH08048E-LC / NLEH10048E-LC / NLEH12048E-LC / NLEH14048E-LC

48E系は枠付きタイプです。

このあたりで付いてくるのが、こういったところです。

  • ワイド調色(2000K〜6500K)
  • 約1.3倍の明るさアップ
  • 光学レンズ設計

「高いから上位」ではなく、ここに価値を感じる人向けです。

  • 暖色側から白色側まで、色をしっかり変えたい
  • 必要なときに明るさアップも使いたい
  • せっかく買うなら、少し機能にこだわりたい

こういう人には効きます。

逆に、実際そこまで色を変えるか明るさアップを使うかは、正直に考えてほしいところです。

買ったあと結局いつも同じ色・同じ明るさで使っているなら、そこにお金を払う意味は薄いです。使わないなら、03E系で十分です。

48E系の商品ページ

8畳用NLEH08048E-LC
12畳用NLEH12048E-LC

3. 光り方・空間の雰囲気までこだわる(25C系)

  • NLEH08025C-LC
  • NLEH12025C-LC

ここで確認できているのは、導光板・調光・ワイド調色です。店頭POPでは「間接光で多彩な空間を演出」と案内されていました。

ここは、部屋を明るくする性能に払うお金ではありません。

「光って見える姿そのもの」「部屋の雰囲気」「空間の演出」に払うお金です。

天井まわりの見え方を含めて部屋を作りたい、照明を家具の一部として選びたい、という人には価値があります。

そうでなければ、はっきり要りません。明るさが目的なら03E系で足りますし、色や明るさを使い分けたいだけなら47E / 48E系までで十分です。

25C系の商品ページ

8畳用NLEH08025C-LC
12畳用NLEH12025C-LC

なお売場には、ほかにも特徴のあるモデルが並んでいます。気になったら店員に聞いてみてください。

最後に

今日の話をまとめると、こうです。

  1. 照明は、近くで一つずつ見るより離れて全体を見ると違いが出る
  2. 違いの正体は、LEDの配置とレンズの作り
  3. そこにこだわるかどうかは、人によって変わっていい

家の照明を少し離れて見て、それで気にならなかったなら、買い替えなくていいです。

買うとしても、光り方にこだわらないなら標準モデルで十分です。この記事を読んで「じゃあ03E系でいいか」と決めてもらって構いません。

それと、今回は光の広がり方と調色の幅を軸にした話でした。勉強やPC作業など、用途別の専用機能を重視するなら、別メーカーも候補になります。 そこは見るところが変わってきます。

もし迷って、実物を見たくなったら、売場で「離れたところから見せてください」「中を見せてください」と言ってもらえれば大丈夫です。自分もそうやって案内しています。

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