寝室のLEDシーリングライト|寝る・起きるを快適にする機能を店員が比べます

寝室のLEDシーリングライトのおやすみ・おめざめ機能を東芝・パナソニック・ホタルクスで比較した図 照明

売場で「寝室用のシーリングライトってどれですか」と聞かれることがあります。

ただ、寝室用という区分で決まるものではありません。

同じ寝室でも、テレビを見ながら寝落ちする人と、布団に入ったらすぐ消す人とでは、必要な機能が違います。朝の寝室に日が差し込む家と、遮光カーテンで真っ暗な家でも変わります。

それに寝室でも、勉強や読書、PC作業をするなら見るポイントは変わります。この記事では、その中でも「寝る・起きる」に絞って見ていきます。

機能の一覧ではありません。自分がどう寝て、どう起きるかから、見る場所を決める記事です。

売場で聞いているのは、この5つです

寝室の照明を探している人には、だいたいこれを確認します。

  • 寝るとき、照明をどうしているか
  • 朝、寝室は明るいか
  • 布団の中で寝落ちすることがあるか
  • 真っ暗だと寝つけないか
  • 起きる前から光が欲しいか

ここで大体決まります。先に結論だけ出しておきます。

あなたの状況見る機能
  • つけっぱなしで寝落ちするおやすみタイマー
  • 朝、寝室が暗いおめざめ機能
  • 真っ暗だと落ち着かない常夜灯の調整幅
  • どれも当てはまらない普通の調光・調色モデルで十分

一番下が大事です。寝室だから高い機種、ということはありません。

先に言っておくと、自分はおやすみ機能をほとんど使いません

自分は布団に入ったら5分くらいで照明を消します。

なので、ゆっくり暗くなっていく機能は、自分には要りません。 消したい時に消すほうが早いからです。

一方で、おめざめ機能のほうには興味があります。朝の起き方は自分で操作できないので、そこは照明に任せる価値があると思っています。

この記事も、その温度感で書いています。両方いる人ばかりではありません。

寝る側|おやすみ機能は「消し忘れ」への備え

先に前提を1つ。今回の3社とも、おやすみタイマーは30分と60分です。 ここに差はありません。

違うのは、どう消えていくかと、寝る前の時間をどう扱うかです。

東芝 03Eシリーズ|消えていく過程がある

型番は NLEH08003E-LC(〜8畳)と NLEH12003E-LC(〜12畳)です。以降は03Eシリーズと書きます。

03Eシリーズの「ゆっくりおやすみタイマー」は、こういう動きをします。

いつどうなるか
設定30分または60分を選ぶ
終了の10分前から徐々に暗くなる。光色も電球色の方向へ変わる
終了時消灯、または常夜灯になる
常夜灯複数段階で明るさを調整できる

暗くなりながら色も暖かい方へ寄っていくので、急に真っ暗になる感じではありません。

なお03Eシリーズに、後で出てくる22Aシリーズのおめざめタイマーは付いていません。

ただ、これは「下位だから足りない」という話ではありません。 寝る側だけ欲しくて、朝は自然に起きられているなら、03Eシリーズで話が終わる人はいます。使わない機能に払う理由はありません。

パナソニック CMシリーズ|寝る前の時間から整える

型番は HH-CM0834A(〜8畳)と HH-CM1234A(〜12畳)です。以降はCMシリーズと書きます。

CMシリーズにも30分・60分のおやすみタイマーがあります。そのうえで、おまかせモードがあります。

設定した時刻に合わせて、照明のシーンが自動で切り替わる機能です。夜は暖かい色へ変えておく、という使い方ができます。

同じ「寝る側」でも、狙っているところが違います

やっていること

東芝 03Eシリーズ

寝る直前から消灯までを自動化する

パナソニック CMシリーズ

寝る前の時間帯から、部屋の光を夜向けにしておく

布団に入ってからが問題なら東芝、夜の過ごし方ごと変えたいならパナソニック、という分かれ方です。

ホタルクス AURA

型番は HLDC08A445KSG(〜8畳)と HLDC12A445KSG(〜12畳)です。以降はAURAと書きます。

AURAにも30分・60分のおやすみタイマーがあります。AURAの見どころは次の章なので、寝る側はここまでにします。

起きる側|今回の本題はここです

朝の寝室が暗い人には、おめざめ機能を見てもらいます。

ここで「おめざめタイマーあり」という○×だけで選ぶと、たぶん失敗します。同じ機能名でも、動き方がかなり違うからです。

見るべきなのは2つだけです。

  1. 何分前から光り始めるか
  2. 起床時刻の明るさを、どうできるか

3社を並べるとこうなります。

機種光り始める起床時刻の明るさ
東芝 22Aシリーズ30分前自分で設定した明るさ
パナソニック CMシリーズ10分前100%
ホタルクス AURA30分前100%

3社ともしっかり明るくすることはできます。 違うのは、何分かけて明るくするかと、最終的な明るさを自分で決められるかどうかです。

東芝 22Aシリーズ|30分かけて、着地点は自分で決める

型番は NLEH08022A-LC(〜8畳)と NLEH12022A-LC(〜12畳)です。以降は22Aシリーズと書きます。

「お目ざめタイマー」の動きは、取扱説明書に次のように書かれています。

  • 設定時刻の30分前から点灯し始める
  • 最初の約15分は、昼白色から昼光色へ変化しながら徐々に明るくなる
  • 起床時刻には、あらかじめ記憶させた「シーン」の明るさで点灯する
  • 設定時刻に「ピピピッ」と3回鳴る
  • 予約を解除するまで、毎日同じ時刻に動作する
  • 消灯または常夜灯のときに動作する

ポイントは3つ目です。最後の明るさが100%固定ではなく、自分で決めた明るさになります。

明るく設定することもできます。控えめにすることもできます。そこを自分で決められるのが22Aシリーズです。

パナソニック CMシリーズ|10分かけて、100%まで

CMシリーズの「おめざめモード」はこう動きます。

  • 設定時刻の10分前から始まる
  • 最初は電球色のほのかな明るさ
  • そこから徐々に明るくなる
  • 起床時刻には「文字くっきり光」の100%になる
  • 起床時刻にアラーム音が鳴る

10分前から始まり、起床時刻には100%になるので、30分タイプより短い時間で明るくなる設計です。

ホタルクス AURA|30分かけて、100%まで

AURAの「おめざめタイマー」はこうです。

  • 設定時刻の30分前から徐々に明るくなる
  • 光色は昼光色
  • 起床時刻には100%になる

30分かけるのは22Aシリーズと同じで、着地が100%固定という点がパナソニックと同じ、という位置です。

なお、確認した取扱説明書の設定手順には、設定時刻にアラーム音が鳴るという記載を見つけられませんでした。 鳴らないと断定はできません。音が要る・要らないで選ぶなら、店頭で実機を確認してください。

自分が買うなら、東芝の22Aシリーズです

筆者が買うなら:東芝 22Aシリーズ

30分かけて明るくなり、起床時刻の明るさを自分で決められるから。

理由はこうです。

  • 起床の30分前から、時間をかけて明るくなる
  • 起床時刻の明るさを、自分で設定できる
  • 設定次第で、しっかり明るくすることもできる
  • 自分は朝いきなり100%だと眩しく感じそうなので、調整できるほうが合う

最後の1つが個人的な理由です。だから、全員にとって東芝が一番、という話ではありません。

読者側の条件で言うと、こう分かれます。

こう思うなら合いそうなのは
  • 短時間でしっかり起こしてほしい。音も欲しいパナソニック CMシリーズ
  • 30分かけて、最後は100%でいいホタルクス AURA
  • 最後の明るさは自分で決めたい東芝 22Aシリーズ

眩しさの感じ方は人によります。100%で気持ちよく起きられる人には、そちらのほうが単純で分かりやすいです。

光で起きる、という話について

おめざめ機能を検討するなら、少しだけ背景を知っておいたほうが選びやすくなります。

起床直後に頭がぼんやりする状態は、睡眠慣性(sleep inertia)と呼ばれます。

そこで研究されているのが、dawn simulation(人工的な夜明け)という考え方です。起床時刻に一気に照明を点けるのではなく、起床前から少しずつ光を入れていくやり方です。

寝起きの眠気や、目覚めたときの主観的な感覚について、良い可能性を示した実験研究があります。

ただし、すべての研究や、すべての認知テストの指標で一貫した結果が出ているわけではありません。

もう1つ大事なのは、家庭用のLEDシーリングライトは、研究で使われた条件そのものではないということです。部屋の広さも、天井までの距離も、カーテンの状態も家ごとに違います。

なので、「この機能を買えば必ずスッキリ起きられる」とは書けません。 そこは正直に言っておきます。

そのうえで、日常でやるなら、この順番が自然だと思います。

  1. 起床前から、徐々に光を入れる
  2. 起床時刻になったら、必要ならスマホや目覚ましの音も使う
  3. 起きたらカーテンを開けて、朝の光を入れる

照明だけで完結させる必要はありません。音は音で使えばいいし、最後は外の光のほうが強いです。

ちなみに30分という数字は、あくまで機種の仕様です。30分が医学的な正解、という意味ではありません。 10分が合う人もいます。

器具を替えずにできること

今の照明をそのまま使いたい場合は、Nature Remoのようなスマートリモコンという手もあります。

  • 今ある照明をスマホから操作する
  • 時刻に合わせて自動で動かす

といったことができます。

AlexaやGoogleアシスタントと組み合わせれば、「おやすみ」の一言で照明・テレビ・エアコンをまとめて操作する、という使い方もできます。スマートリモコン単体で音声操作ができるわけではなく、この組み合わせが必要です。

ここは話が広がるので、別の記事にします。

最後に|自分がどれかだけ決めてください

見る場所は、結局この4つだけです。

  • 寝落ちする → おやすみ機能。3社とも30分・60分なので、消え方で選ぶ
  • 朝の寝室が暗い → おめざめ機能。何分前からと、最後の明るさで選ぶ
  • 真っ暗が苦手 → 常夜灯。段階的に調整できるかを見る
  • どれも当てはまらない → 普通の調光・調色モデルで十分

自分はおやすみ機能はほぼ使わないので、買うなら22Aシリーズです。でも、それは自分の寝方と起き方の話です。

寝落ちもしない、朝も自然に起きている、真っ暗でも平気。

そうであれば、寝室でも普通の調光・調色モデルで足ります。使わない機能にお金を払う必要はありません。

迷ったら、売場で「おめざめの動きを見せてください」と言ってもらえれば大丈夫です。展示で動かせる店もあります。

この記事の仕様の出典

記事内の仕様は、次のメーカー公式情報で確認しています(確認日:2026年8月29日)。

東芝(03Eシリーズ・22Aシリーズ)

パナソニック(CMシリーズ)

ホタルクス(AURA)

光と目覚めについて

価格や販売状況は変わります。購入前に、店頭またはメーカー公式で最新の情報を確認してください。

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